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アーサー・リーの訃報に寄せて

Forever Changes


Forever Changes


ついこの間のシド・バレットの訃報から程なくして、今度はアーサー・リーの訃報を聞くとは思わなかった。


 


「イギリスで受けたバンドやアルバムはマスターピース」とボクは勝手に考えている。


「ペットサウンズ」は発売当初、アメリカではキャピトルの陰謀でほとんど宣伝されずに終わったのだが、イギリスでは衝撃を持って受け入れられ、ビートルズの連中が「これはヤバイ」とあわてて「ペパー」を制作した。


ドアーズはデビューしてすでにアメリカでも十分なアイドルバンドになったが(モリソンが)、イギリスでも「ドアーズ・アー・オープン」というTVプログラムが組まれたくらいに人気が高かった。(まあ20世紀に一番ファンの活動がったのはドイツだったらしいが。勝手に「モリソン詩集」とかが売られていたし)


 


アーサー・リー率いる「ラヴ(LOVE)」の3作目「Forever Changes」もやはりイギリスで高い評価を受けた。そのため英国ツアーの話もあったらしいが、なんとラヴの連中は「ライヴ嫌い」だったらしく、その話はキャンセルされた。レッド・ツェッペリンのロバート・プラントは大のラブファンだったらしい。(ちなみに日本では、ゴールデン・カップスのルイズルイス加部氏がファンであることを当時公言している)


アーサー・リー氏は享年61歳。8月3日にメンフィスで死去。死因は白血病である。今年に入ってから病状は一進一退を繰り返していたそうだ。6月には支援コンサートが行われ、ロバート・プラントも出演した。


ロイターの記事


ボクは高校生の時に「Forever Changes」を聴いた。ストリングス・アレンジを施されながら、しっかりとサイケでありパンクでもある、そんなアルバムだ。一聴して忘れることの出来ない、そんなフレーズ、曲の詰まったアルバムでもある。


パンクの時代にヴェルヴェット・アンダーグラウンドは再評価されたが実は毎年コンスタントにアルバムは売れ続けていた。ラヴの「Forever Changes」も同様にカタログからなくなることはなかったようだし、CDの時代になって(それなりに)速攻でCD化された。


しかしアーサー・リー氏は例のごとくドラッグ中毒だったり、塀の中にいたりしていのだが、20世紀の後半ぐらいからだろうか、やっとライブ活動をはじめて、昨年はなんとDVDが発売されたりしていた。


シド・バレット氏にしてもアーサー・リー氏にしても、ほんの一瞬の輝きに自ら潰れていったのだと思う。あえて「栄光」とは呼びたくない。なぜなら輝くのは「才能」であって栄光とは違うモノだから。


ちなみにエレクトラレコードにドアーズを紹介したのは、このアーサー・リー氏だった、ということである。


芸術家は、これでいいのだと思う。

at 22:39, エルエルロック, 米国ロック

comments(0), trackbacks(0)

ローファイの女王

Whip-Smart Whip-Smart

どうも最近90年代づいている。

そんな中、CD棚の奥を漁っていると、別に忘れていたわけではないのだけれども。

ローファイの女王、とか(日本では)ネーミングされて、過激な歌詞とか、1stアルバムでいきなりセミヌードとか、何かと下世話な話題を(一部で)さらっていたリズ・フェア。

今でも1stアルバムの「Stratford-On-Guy」とても好きな曲。このダウナーっぷりがたまらない。彼女の低めの声が、ボクには妙に「癒し」になるんだよな。

最近の動向は知らなくて、最近の2作を買ってみた。

ああ、声が変わってるな、と素直に感じた。でも子供生んで、離婚して、またロックを始めて、まだやってたんだなぁ、なんてちょっと申し訳ないことを思いながら。

リズ・フェアは今、ボクのiPodでヘヴィー・ローテーションになっている。

at 00:47, エルエルロック, 米国ロック

comments(0), trackbacks(0)

JanisJoplin「PearlLegacyEdition」やっと発売

昨年からリリース予定のあったジャニス・ジョプリンの「PearlLegacyEdition」がやっと(輸入盤で)店頭に並ぶようになった。


目玉はやはり2枚目の「Canada Festival Express Tour」のライブになるのだろう。半分が未発表で、昨年公開されて7月下旬にDVDで発売される同ツアーの記録映画とあわせると、いい感じかもしれない。


「Summer Time」のFullTiltBoogieバージョンも初めてだ。個人的にはこれが一番聴きたかったのだが、面白いのは、最初のバージョンである「BigBrother」でギタリストのSamAndrewがアレンジしたと思われるリードギターのフレーズがここでも生かされている、という部分だ。まあ、ジャニスが「あのギターは外さないで」と言ったのかも知れないが。


1枚目のボーナストラックも「Move Over」のデモ・バージョンが興味深いが、FullTiltBoogieのジャニスへのトリビュートソング「Pearl」が日の目を見た。当然ボーカルは入っていないのだが、ミドルテンポでジャズ風アレンジのインストである。1聴すると、60年代風味があまり感じられない。


考えてみると、ジャニスが「60年代的=サイケデリック」だったのはBigBrotherの時代だけだったのではないか。「KozmicBlues」ではソウルに接近し、「Pearl」はとても洗練された、なんとなく70年代の感覚があると思えるようになってきた。

at 02:18, エルエルロック, 米国ロック

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IGGY POPのキャリアをまとめた2枚組アルバム『THE IGGY POP ANTHOLOGY』&ライブDVD発表 - bounce.com [ニュース]

IGGY POPのキャリアをまとめた2枚組アルバム『THE IGGY POP ANTHOLOGY』&ライブDVD発表 - bounce.com [ニュース]


この間(と言っても去年)の「ストゥージズ」再結成ライブには行きそびれた(と言うか体力はとっくに過信できないの)のだけど、また来日、とでもなるのだろうか?


今でもストゥージズはよく聴く。特に3枚目の「淫力魔人」(この邦題が大好き)の、CDリミックス盤ではなくて、オリジナルのデヴィッド・ボウイ・ミックスの方だ。リミックス盤は、当初出たときは結構興奮して聴いたのだが、改めてオリジナルミックスを聴くと、いやいや考え抜かれてる。逆にこちらの方が、過激に聞こえることすらある。「Search&Destroy」など、リミックスでやっと原型を確認できたのだが、ギターの音だったら、EQかけすぎのボウイミックスの方がとてもよい。


いつだったかのドアーズ再結成&サマーソニックで来日の時、密かにヴォーカルはイギーで!と期待したのだけれど、やっぱりCULTで腰砕けだった。


だってイギー・ポップは、ジム・モリソンが唯一「兄弟分」として認めた人間だったからね。



A Million in Prizes: The Anthology
A Million in Prizes: The Anthology

ディスク: 1
1.1969 - The Stooges
2.No Fun - The Stooges
3.I Wanna Be Your Dog - The Stooges
4.Down On The Street - The Stooges
5.I Got A Right! - Iggy And The Stooges
6.Gimme Some Skin - Iggy And The Stooges
7.I'm Sick of You - Iggy And The Stooges
8.Search And Destroy - Iggy And The Stooges
9.Gimme Danger - Iggy And The Stooges
10.Raw Power - Iggy And The Stooges
11.Kill City - Iggy Pop & James Williamson
12.Nightclubbing - Iggy Pop
13.Funtime - Iggy Pop
14.China Girl - Iggy Pop
15.Sister Midnight - Iggy Pop
16.Tonight - Iggy Pop
17.Success - Iggy Pop
18.Lust For Life - Iggy Pop
19.The Passenger - Iggy Pop

ディスク: 2
1.Some Weird Sin - Iggy Pop
2.I'm Bored - Iggy Pop
3.I Need More - Iggy Pop
4.Pleasure - Iggy Pop
5.Run Like A Villain - Iggy Pop
6.Cry For Love - Iggy Pop
7.Real Wild Child (Wild One) - Iggy Pop
8.Cold Metal - Iggy Pop
9.Home - Iggy Pop
10.Candy - Iggy Pop w/Kate Pierson
11.Well Did You Evah! - Iggy Pop w/Debbie Harry
12.Wild America - Iggy Pop
13.TV Eye (live 1993-previously unreleased) - Iggy Pop
14.Loose (live 1993-previously unreleased) - Iggy Pop
15.Look Away - Iggy Pop
16.Corruption - Iggy Pop
17.I Felt The Luxury - Iggy Pop
18.Mask - Iggy Pop
19.Skull Ring - Iggy Pop

at 01:44, エルエルロック, 米国ロック

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