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戦略的3rd coming -ドアーズ40周年-

かつての知り合いで、60年代〜70年初頭にロックだった人の話を思い出すと、ドアーズは「ポップバンド」だったのだそうだ。

つまりは「あんなバンドロックじゃねぇよ」ということである。(ちなみにじゃあロックって、というと「ハードロック」である)

ちなみにボクにとってドアーズは、紛れもなく「ロック」である。それはどのようなことかと言うと、ヴェルベットやジャックスと同列という「意匠」、ということである。

ジム・モリソンはかつて、ボクにとっては神であった。
ステージでチ@ポを晒す、ということが神事なのだった。
「ペール・ラ・シェーズに墓がある」ということは「ちっと違う」感を持って受け入れられた。
「ヤク中」でなかった、ということもしかりだ。


「21世紀ドアーズ」と言う冒涜で完全に見切りをつけていたのだが、昨年からまた周辺が騒がしい。なんでだ、と思うとどうやらデビュー40周年らしい。

昨年の「知覚箱」を内心は喜び勇んで購入し、リミックスが実はDVDオーディオのみ、ということに「またやられた」という思いを抱いた。おいおい、このためだけにDVDオーディオ再生装置を購入しろ、と?

まあそれは今年に入ってから、しっかりと2トラックにリミックスを落としたバージョンを発売したことで溜飲を下げたが(もちろん内心喜び勇んだ)。

ドアーズ特集を組んだ「ストレンジデイズ」と「レココレ」が書店に並んでいるのを見て、ほくそえんだりもした。(新しいファン向けならこの2冊でOKだろう)


かつてドアーズは2度「復活」をしている。
「地獄の黙示録(1978年)」と「映画ドアーズ」の時だ。前者は「1st coming」であり後者は「2nd coming」である。

今回は果たして「3rd coming」となりえるだろうか。

「1st coming」の時は、パンクの連中がいわば「バイブル化」したことでの再評価が根底にある。「American Prayer」発売とコッポラが「The end」をサントラに使ったことで「ショービズ」的にも「ジム・モリソン」というiconが改めて作られ、決定打が「伝記(『生きてここから出られない』)」だった。

「2nd coming」は、前回の復活の余波そのままだった。オリバー・ストーンが「伝記映画」を作り、「成りきりモリソン」が溢れた。

今回はどうだろうか。ボクが思うに、「3rd coming」になるにはちょっと弱い気がしている。

今までの2回はどちらも「盛り上げてくれた」ものだった。しかし今回はドアーズ自らが「盛り上がっている」だけだ。
誰も新装ベストアルバムなんて望んでないし、リミックスも正直寝耳に水だ。

ファンとしての正直な気持ちは、「『HWY』や『Feast Of Friends』を正式に出せよ!」と言ったところか(訊いていないから分からないが、少なくともボクはそうだ)。


とは言え、ドアーズのリミックス盤を、実は喜びながら聴いている。オリジナルとの違いはほぼ「レココレ」で書かれているのだが、やはりうれしいところはある。

いかにも「売らんか」な商売に辟易しながら、しっかり(仕方なく)追従する、微妙なファン意識ではある。

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at 23:58, エルエルロック, 特定のテーマ : ドアーズ

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